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出版界の成果主義

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出版の世界は、やはり売れる本を出版することが眼目です。売れたらどんな苦労も忘れる程、皆達成感を味わうことが出来ます。裏を返せば、売れなければ全てを犠牲にする覚悟を持たなければなりません。時間と労力をどんなに掛けても、無駄に終わってしまうからです。出版界の常識となっていることですが、書籍は広告の役割やアニメ・ゲーム化の収益を期待できるものではありません。それらは微々たるもので、収益の大半は書籍の売り上げによります。ですから販売部数、消化率といった数値こそが、出版界の生死を分かつとされているのです。
 出版界の常識は、出版界でのみ通用するものです。それは用語に関しても同様です。例えば、校了と呼ばれる言葉が著者との間で交わされますが、出版に慣れていない人にとっては、よく分からない言葉の一つではないでしょうか。辞書を繙くと、「校正が完了し・・・」とあります。しかし業界内では似たような言葉も多く、お互いにどこまで意味を理解しているのか、編集者の間でも疑心暗鬼になっているほどです。基本的には、編集担当者が、自分の担当分が終わった時に用いると考えられます。例えば、著者が担当者に「校了」と連絡すれば、その原稿を印刷所に送ることではなく、「私が出来ることは終えたので、チェックして下さい」という意味になります。
 このように説明しても、まだよく分からないことでしょう。出版界の人間ですら曖昧な理解で使っているので、門外漢にとっては尚更不明だと思います。もう一つ例を挙げておきましょう。印刷会社とのやり取りの中で「校了」を使う時は、「そのまま印刷可能」という意味になります。つまり「修正は不要」という状態だと解されます。ややこしいのですが、基本は「自分の部門における仕事が終わった」という解釈になります。

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